鶉ヶ池の河童(うずらがいけのかっぱ)

真正町にもたくさんの伝説や民話があります。
今日は「鶉ヶ池の河童」のお話を読みました。

河童のお話はいろいろな地方でありますよね。
他にもどんなお話があるのか探してみると面白いかもしれません。

このお話は・・・・。


昔々、海の竜宮上にも続いていると言われた鶉ヶ池に住む河童と
医者様のお話です。

この鶉ヶ池の「ぬし」には年老いた河童とその家族が住んでいました。
日照続きで作物も採れないと、みなが困っている時
この池にお願いすると、すぐに雨が降って何度も助けてくれたので
村のみなが『水神様』と崇めていました。

 今でも雨が降らないと困りますよね?
 でも、食べ物が全く無くなると言うことはないですが
 昔は大変だったと思います。
 今年も水不足が予想されているので、水も無駄にしないように
 心がけたいです。
 

話を戻して、
年老いた河童のように人間の為になることをしてくれる者もいれば
いたずらっこもいるようで、(人間と同じですね)
人間をおどろかせたり、いたずらして困らせて喜んでいるものもいたそうです。
村のみなが困っていると、医者様が「こらしめてやる!」といって
河童の池のそばに行きました。
すると、子供の河童が医者様の肩をさわったり驚かそうとしてきました。
医者様は、知らん顔で河童の手を ぎゅっ と掴み
水かきをとってしまったそうです。
おどろいた河童はあわてて池に戻って行ったそうです。

その晩のこと、母親の河童といたずらな子河童が医者様の家に来て
「もう2度といたずらはしないから水かきを返してください」
とあやまりにきたのでした。

 水かきが取れてしまうものだとはびっくりしました!
 医者様もまさか取れると思っていなかったでしょうね?
 今も昔も、人間も河童も、親の愛情はありがたいものですね♪


泣いてあやまる河童に医者様は
「もう2度としない」という約束で河童に水かきを返してくれました。
母河童はとても喜んで、お礼にと『どんな傷にも効く薬』の
作り方を教えてくれました。
その薬で、ペタペタっと子河童の水かきをくっつけたそうです。


そしてこの薬で医者様は村のみなだけでなく牛や馬のきずもなおしてあげました。
村のみなから感謝され、この医者様はとてもお金持ちになりました。

するとこの医者様、薬の作り方を教えてくれた河童に感謝して
毎年、盆暮れにはごちそうをもって池にお礼に行ったそうです。


kappa.GIF  このくだりはとてもいいところですよね。
  悪いことをしたことをあやまって
  それを許し、許してくれたことに感謝して
  それにまた感謝をする・・・。
  うまく言えませんが、
  心のやり取りがとても
  いいなと思います。
  
  
  人が嫌がることをしてはいけない
  感謝の気持ちは忘れずに
  
  子供に伝えたい部分ですよね。
  そして、お金持ちになると感謝の気持ちを忘れたりして
  嫌な部分が見えてくるのに変わらない医者様が素敵です。


そして、このお話の続きへ戻ると

この医者様も年老いてなくなって、薬もこの医者様1代で
という約束だったので薬はなくなったのですが
その子供たちが感謝の気持ちを忘れずにずっと続けて池にご馳走を持っていってたそうです。
でも、時代の流れとともに『鶉ヶ池』がせまくなってきて
河童の家族がお引越しをすることになったそうです。
そして、先祖代々、ごちそうを運んでくれた医者様の家にあいさつに行きました。

今度はご馳走のお礼にと『虫下し』の薬の作り方を教えてくれたそうです。
どんな病気にも効くこの薬でまたみなが感謝しました。
しかし、この医者様の血縁も子供に恵まれず絶えてしまったそうです。

そしてこのお話が語り継がれたのでした。


いかがでしょう?
なんとも子供に読んでもらいたいお話でしょ?
でも、今回は私の感想を交えた形にしました(汗)

途中に出てくるイラスト(?)は私の河童のイメージ(笑)
お話を読んだ後、親子で河童の絵を描いて見るのも楽しいですよ♪

岐阜県民話